名言

日本沈没 映画・ドラマ3作品|それぞれが語る日本の未来を名言・名セリフと共に考える

こんにちは。
ブログ管理者うたたびのたびっちです。

TBS制作の日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』が放送中です!
今週までに5話が放送されており、高視聴率で推移するなど注目を集めている本作は、おそらく2021年秋ドラマの人気を『ドクターX~外科医・大門未知子~』と二分する存在なのではないでしょうか!

毎週日曜日の夜が楽しみです!!

https://www.tbs.co.jp/nihon_chinbotsu_tbs/cs/

さて、『日本沈没』ですがタイトルからも想像できるように、日本列島が沈むという未曾有の危機に際して、人々がどのようにふるまい、どのような選択をするのか、はたまた日本を失った時、日本人はどうなるのか、といった様々な場面・状況を見せつけられることで、各々が色々な視点で解釈・考察をすることができる作品となっております。
本作は、SFでありながらどこか現代の日本に差し迫る危機を形を変えて表現しているように思えてなりません。

災害対策、危機管理、政府主導、外交交渉

この映画を観ていると、日々のニュースでもよく耳にする聞きなれたフレーズが飛び交っているのがわかります。

今回は、親子孫三代が現役で見て衝撃を受けた1973年版映画、2006年版映画、2021年版ドラマそれぞれの『日本沈没』で心に刺さる名言・名セリフをご紹介します!

まだ映画、ドラマを見ていない人もきっと『日本沈没』という作品に興味が沸くと思いますので是非ご覧ください。

参考出典:Wikipedia(日本沈没)

🔽映画の名言6選 人生という名の映画作品における主役は自分だ!心の届くセリフの数々
🔽ドラマのセリフ・名言6選 社会人になったからこそ心に刺さる爽快な言葉がドラマで見つかる

『日本沈没』とは

『日本沈没』は1973年に刊行された小説家・小松左京が生んだ不朽のSF小説です。
これまでに映画、ドラマ、マンガ、アニメなど、様々な形で映像化され、日本列島が沈没ことが明らかになった世界で人々は...日本政府は...世界は...どう考え、動き、その現実を受け止めようとするのかを立場・場面を越えて問いかけてきます。

映画『日本沈没』 (1973年版)

小説の刊行前から企画が進められた本作は、東宝映画製作の下、黒澤明作品でチーフ助監督を務めた森谷司郎が監督を務め、『ゴジラシリーズ』や後の『連合艦隊』で活躍する中野昭慶が特撮監督を務めることで大ヒットを記録します。
後に日本のパニック映画が作られる大きなきっかけとなった作品です。

最悪の場合には日本列島の大部分は海に沈んでしまう

田所博士

日本で頻発する火山噴火や地震災害を受けて行われた海底調査の結果、地球物理学者の田所博士は日本が沈没することになると結論付けます。
信じがたい事実ですが、差し迫った状況をすぐに飲み込むことができない人々を尻目に、日本沈没のカウントダウンはすでに始まっているのです、、、!

何もせん方がええ

渡老人

丹波哲郎さん演じる山本総理が政界の黒幕である渡老人とこれからの日本について話し合うとき、彼の答えは日本が新しい国を作る、日本人が世界に散らばる、そして最後に「何もしない」という選択肢を示します。
日本人の「滅びの美学」のように思われるかもしれないこの言葉ですが、人間とは危機に際してどうしようもない時、抗うことよりも現実を真摯に受け止める本能が働くのかもしれません。

来年になったら春は来るだろう。だけど夏はわからん、秋はもっともっとわからん。みんな逃げろ、早く逃げろ!

小野寺俊夫

深海潜水艇「わだつみ」の操艇者・小野寺俊夫がつぶやく。
日本の危機はそこまで差し迫っており、一年もないのだということを気付かされます。

俺には探さなきゃいけない人がいる。その人を見つけ出すまで俺は日本から離れんぞ!

小野寺俊夫

小野寺俊夫は婚約者である阿部玲子を探すため被災地に赴きます。
後に二人は世界のどこかへ離れ離れとなって生きる道を歩むことになり再会することはありませんが、心は繋がっていることを感じさせます。

それが良かったのか悪かったのか、、、

田所博士

日本人を国外退避させるD計画を決意するきっかけを与えてくれた渡老人のもとへ向かう山本総理。
そこには田所博士がいました。山本総理は田所博士のおかげで何万という日本人が助かったことを感謝し、逃げるように薦めますが田所博士は「それが良かったのか悪かったのか、、、」とつぶやくのでした。
国土を失った日本人が、この先世界でどのような境遇を迎えるのか、田所博士は案じていたのかもしれません。

総理、日本人を頼みます。
私は日本人を信じたい

田所博士

田所博士は日本と心中する道を選びました。
島国で生まれ育った日本人が世界の荒波へ放り出されることを危惧しつつも、日本人の力を信じようと希望に思うのでした、、、。

地球のどこかで、、、

セリフではありませんが、映画のラスト「地球のどこかで、、、」生きているであろう阿部玲子を探す旅を続ける小野寺俊夫は列車の窓の外に目を向けるのでした。邂逅するその日を信じて、、、。

映画『日本沈没』(2006年版)

TBSなどが製作費20億円を投入して製作した本作は、実写版『進撃の巨人』や『シン・ゴジラ』で有名な樋口真嗣を監督に、SMAPの草彅剛を主演に迎えて大ヒットを記録します。
前作・原作とは異なる設定の下で日本政府と人々の対応を描きます。

こうなってしまった今、何がいちばん大切だと思います? 私は心だと思っています。一人でも多くの人を助けたいという思いと言ってもいい。

山本総理

山本総理(演:石坂浩二)は信頼の厚い文科省大臣・鷹森沙織(演:大地真央)に危機管理担当大臣を兼任して欲しいとお願いをします。
会議で議論が煮え切らない中、総理が鷹森大臣に語る本音が垣間見えるシーンです。

愛するものとともに、この国と滅んだほうがいい
そういう考え方がでるというところが、日本人が他の民族と決定的に違うところなのかもしれません。

山本総理

山本総理は各分野の研究者たちに意見を求めたが、邪道なように思える意見を鷹森大臣に話すのです。
前作にもあった「何もせん方がええ」というセリフと精神的に通じる考えなのかもしれません。

一年は守ると約束したのに、、、日本はアメリカに見捨てられた、、、

鷹森沙織

日本列島の沈没が現実のものとして差し迫る中、アメリカは日本の国債を放棄します。
鷹森大臣が憤りを隠せない様子は、日本が絶望に進む様子をうかがい知ることができます。

きれい事なんかじゃない! 私は自分だけ幸せになんてなれない!

阿部玲子

日本列島が沈没する中、イギリスの潜水チームから誘いを受けた小野寺俊夫(演:草彅剛)は阿部玲子(演:柴咲コウ)にイギリスへ一緒に行くことを提案します。
他の人を見捨てられない玲子に、きれい事ではどうすることもできない現実であることを説く俊夫ですが、玲子の心は変わりませんでした。

君が命がけで君の使命をはたすように、僕も自分の使命をみつけることができた。

小野寺俊夫

イギリス行きを受け入れてくれた玲子に対し、小野寺は自分のやるべきことに気付くのでした。
「わだつみ6500」を失った終盤、小野寺は旧式の「わだつみ2000」に乗り込み、日本を救うべく海底深くへ向かうのでした。
朝、目が覚めた玲子の枕元には手紙が残されていて、小野寺の覚悟を知るのです。

俺にも守りたい人がいるんです。
奇跡は起きます。起こしてみせます!

小野寺俊夫

日本沈没を食い止めるために小野寺は旧式の「わだつみ2000」に乗り込み、海底に爆薬を設置することを提案しますが、それは生還の見込みがない行為のため、田所博士は反対します。
しかし、小野寺は決意を胸に奇跡を信じて海底に向かうのでした。

ドラマ『日本沈没』(2021年版)

映画版から15年、ふたたびTBSが世に送る「日曜劇場」枠のドラマ『日本沈没-希望のひと-』
日本の沈没という未曾有の危機を前に奮闘する人々を描く本作は、登場人物のほとんどがオリジナルキャラクターであり、新しい設定の下で日本沈没を描いています。

天海啓示(演:小栗旬)

未来の子供達にどういう地球を残せるのか、いま本気で取り組まなければ手遅れになるんです。
それが 我々の手に かかっているんですよ。

そんなことはどうだっていい。
私はいま日本の未来の話をしているんです。

兆候って何ですか?いままでの大きな災害の時にそんな兆候ありましたか?
災害は突然襲ってくるんです。

周りに敵を作ってでも、人の命を救うことを最優先に考える天海の姿勢は、型破りでありながら、危機においては一番冷静で正しいことをしている人物なのかもしれません。

田所雄介(演:香川照之)

君の常識など地球の活動には何の関係もない。

今作の田所博士はかなりマイペースで言いたいことを遠慮なく話す人として描かれていますね。
でも言っていることは間違っていない!

椎名実梨(演:杏)

正しいことをした人間や弱い立場の人間が理不尽な思いをする。
そういうのが私許せないんです。

あなたはそれでいいんですか?あなたは何も動かないんですか?

メディアの在り方を考えさせられる昨今、このような考えを持った人はどれほどいるのでしょうか、、、!

 天海衛(演:吉田鋼太郎)

いいか啓示。弱い人のために働け。
本当のことは絶対に捻じ曲げちゃいけんぞ

天海衛

腕と勘に頼って仕事をする漁師の父が放つ言葉は官僚世界では見えない説得力があります。
権力者に媚び諂う人が多い社会において、弱い人に寄り添うために大切なこと、それは信念なのだと気づかせてくれます。

まとめ

いかがでしたか。
いつの時代もそうですが、突拍子もないことをいう人が表れたとき、人々はその考えに耳を傾けず嘲笑い、蔑み、自らは平静を装う傾向にあります。
災害時の報道で近年「正常性バイアス」という用語をよく聞くようになったと思いますが、自分だけは大丈夫なんて保証はありません。

日本の沈没をテーマにしている本作は、災害時の対応や組織の在り方を考え直すきっかけを与えてくれる存在です。
また、情報を基に行動する私たちの意識に対しても改善のメッセージを解き放ってくれています。

根拠のないデマに惑わされることは愚行ですが、端から人の意見を否定することもまた、愚行なのではないでしょうか

災害の頻発する現代の日本に暮らす私たちにとって、ただの娯楽作品としてだけではなく、これからの日本の在り方、人の意識の持ち方について今一度『日本沈没』を見て考え直してみましょう!

”その時”が起こった時に正しく行動できる国・人であるために、、、!

 

ちなみに、本作のパロディ『日本以外全部沈没』という作品もあるので興味があればぜひご覧ください!

🔽映画の名言6選 人生という名の映画作品における主役は自分だ!心の届くセリフの数々
🔽ドラマのセリフ・名言6選 社会人になったからこそ心に刺さる爽快な言葉がドラマで見つかる

-名言